月曜・・・また、一週間が始まりました。
今週は様々な仕事が重なっていて、どこかで一日会社泊でもしないと消化しきれないやもしれん。
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『フリージング』のEpisode07「Sanction」を視聴する。
冒頭から主人公が気絶していたというだけで、まさかこんなにも観られるものになろうとは・・・なんて、思っていたら、今度はサテライザーの回想シーンで、鬼畜な義弟が・・・とことん胸糞の悪くなる展開を見せ付けますなあ。
って事で、今回も外なる敵は無視されて、内紛に終始するのでした。まあ、会長によると、今までは”平穏”だったけれど、これから凄い事になるらしいですがね。次週は、サービス回っぽいですけど・・・。
それにしても、サテライザーが普通に強かったのは、1話だけでしたなあ。
まあ、今回はやっとこ意味の分らない力を発揮することで、三年生を倒す強さを発揮してましたがね。
『新世界より(上・中・下)』読了
貴志祐介 講談社(講談社文庫) 482+442+551ページ 上:724円+税、中:676円+税、下:790円+税
呪力という”神の力”を手にいれた人類が、1000年後の日本を舞台に百鬼夜行や異星人と戦いを繰り広げるSF小説・・・なんて物語ではなく、夕方になるとドボルザークの「遠き山に日は落ちて」の流れる懐かしいどこか牧歌的な雰囲気の漂う村落での日常を淡々と描かれて始まるのには吃驚します。
もちろん、外の世界をケガレとしての隔絶された世界観、行方不明になる落伍者、バケネズミと名付けられた生態系を蟻と同じとする種族、など、意味深な設定が序盤から立て続けに語られ、上巻の中盤辺りから早くも、サイキックファンタジーなのか、SFなのか、ミステリーなのか、先の読めない展開にワクワクして読み進めることが可能となるのでした。
それにしても、主人公である女性が、過去を語る体裁で描かれているため、冒頭から微妙なネタバレをしてくれて、いつそうなるのか、と気にしつつ、某人は死なないのが確定なんだなあ、とか、余計な情報が入ってしまっているのは良し悪し。真里亜の件はミスリードしていたけれど・・・。
『光る目』や、ゼナ・ヘンダースンの《ピープルシリーズ》みたいな話になるのかと思っていたので、良い意味で裏切られた作品でした。まあ、下巻はちょっとあれでしたが・・・奇狼丸カッコいいよ。
で、著者の作品は――『青の炎』までは読んでいたのだけれど――久々の購入。ホラーではないのか・・・。
この書籍は2008年1月に刊行されたものを文庫化したものです。
〈上〉2011年1月14日第1刷発行 ISBN:9784062768535
〈中〉2011年1月14日第1刷発行 ISBN:9784062768542
〈下〉2011年1月14日第1刷発行 ISBN:9784062768559