南原幹雄 角川書店(角川文庫) 404ページ 629円+税
戦国時代末期、日野の鉄砲鍛冶・和田重友の生涯を描いた書。国友、堺の鉄砲技術から大きく立ち遅れた日野鉄砲を世に知らしめるため、国友鉄砲鍛冶の刺客との生死をかけた戦いや、後藤又兵衛との邂逅など虚実を交えて描いています。外伝という事もあって、鉄砲鍛冶の苦悩や鉄砲に関する記述が主となっており、大坂の陣はおまけ。
この書籍は、2000年3月に『天下が揺らいだ日』として刊行されたものの改題、文庫化です。
平成16年11月25日初版発行 ISBN:4041633427