『関羽』読了

菊池道人 PHP研究所PHP文庫) 343ページ 590円+税
 三国志の武将・関羽雲長の生涯。張遼との出会いから始まる事といい、張遼の生き様をやたらと気にする関羽がとても珍しい。また真っ直ぐ義に生きる点を孔明達(劉備にも)からは煙たがられ、荊州に置いてけぼりにされる図など、とても哀れに描かれておりました。基本を無難に抑えつつも、演義(だけ)を読んだ人には違和感を感じさせる内容になっていました。私的には諸葛亮が瑾の事を弟と言ったりしているのがちと気になりました。他の場所では兄になっているのに、二箇所では弟になっていた。
 2005年3月16日第1版第1刷 ISBN:4569663753