『誰がテレビをつまらなくしたのか』読了

立元幸治 PHP研究所PHP新書) 235ページ 720円+税
 個性もない、公共性もない、プライドもない、才能もない、そんなテレビ業界の一部を批判した書。ただし、ただ批判するだけでなく、猛省を促す書にもなっております。基本的にテレビマスコミが嫌いな自分としては非常に頷ける書籍となっておりました。視聴者をバカにしたCM入れ等の基本から、特徴の無い番組編成など、民放だけではなくNHKにもその舌鋒は向いています。
 民放は無料なのだから観なければよいと考えがちだけど、実はそれこそがテレビをつまらなくしている要因であり、CMで観た商品を購入している段階で負けです。視聴者はもっと行動的にならねばならない、と。
 2005年9月30日第1版第1刷 ISBN:4569646263