土方歳三函館戦を描いたドラマ『新選組!!土方歳三 最期の一日』を視聴する。
 いやあ、良かった。
 随所に挿入された新録の回想シーンも良かったけど、榎本武揚片岡愛之助)と大鳥圭介(吹超満)とのやりとり・・・特に榎本とのやりとりが最高でした。榎本も、最初に登場した時はダメキャラだと思えたのになあ。まあ、ただのダメキャラじゃあ、今後の昇進もないわな。
 90分と短い時間の中で30分近くが、この榎本と土方の問答で終わっている感はあったけど、「ロマンチ」とか名言も沢山残してくれて楽しかったです。確か本編ではSMAPの別の人が一瞬だけ出ていたと思うけど・・・。
 と言うか、最後の最後に本編時OPで流れていたテーマ曲「新選組メインテーマ」(ジョン・健・ヌッツォ)を持ってくるのは卑怯過ぎでしょう?
 あれ流れた途端、今までうーんと思っていた箇所が雲散霧消してしまって、ついついジーンときて泣いてしまいましたよ。ってくらい、あの曲は卑怯。むしろ良いと思えたのは、ひょっとすると、そのせいかもなあ、と思ってみたり・・・。
 ちなみに、『ゴッドファーザー』っぽい曲が流れるのは、なんとも興醒め感はありました。それと合戦シーンが相変わらずしょぼめ。せめて『八犬伝』くらい金掛けてれば・・・。
 『里見八犬伝』と言えば、『最期の』視聴後に観始めてみたのですが・・・なんとも。つうか、菅野美穂さん演じる玉梓の演技だけはもっと観たかったんだけど、最後しか観られず無念。今回はどんな怪演をしてくれていたか気になっていたんですがねえ。