敢えて選ばないような選択肢を選び続けてみました・・・具体的には、たこ焼き屋の親父を邪険にする選択肢。すると小雪・芹関連のイベントが発生するようになりました。
 ってか、あの親父は結局なんだったんだ?
 10個目のエンディングは「小雪 「愛多憎生」」。
 11個目のエンディングは「芹 「悪因悪果」」。
 教団に捕らわれていた少女(小雪と芹は双子)を助けて脱出するものの、主人公が殺されて少女達は更に不幸になる(?)という終わり。もちろんバットエンド。しかし、なんであんな状況で双子は由良を慕うことができるんだ? 不思議だ。
 ちなみに二つ並べたのは、どちらを先に助けたのかってだけで結末は同じだったので・・・。
 という訳で、こんな悲しい結末は鬱となるので、二人を助ける方法は無いものかと、仕方なく攻略サイトを探していたら一応助けられる・・・ような記述を発見。で、その通り選択してみたら・・・確かに雪白までは連れて帰れました。
 形見の品を犠牲にしてまで帰る事ができた二人は、とても幸せそうで安堵いたしました。むしろ、このままEDにでもなってくれないものかと心底思いました。
 が、好事魔多し。翌朝には、有島警部が来て二人を連れて行く・・・ってな展開は、トゥルーEDを見た後ではあまりに残酷過ぎる。
 つうか、主人公もちゃんと顛末を確認しろよ・・・やらなきゃ良かった。余計鬱になる。
 もう自分の手には追えませんので、攻略サイト様を参考にさせて頂きました。
 12個目のエンディングは「上月和菜 「黯然銷魂」」。
 トゥルーに限りなく近いバットエンド。由良によって和菜が殺され、その由良も自分が和菜と思い込んでおかしくなる終わり。
 そう言えば、和菜はなんで主人公が好きなんだろう。由良、初音、凛、楼子、七七、冬史は分かる。でも、和菜って会って十日も経たんうちだよなあ。なんかそれらしい出来事があったようには思えないし・・・これが、メインヒロイン補正というやつか。
 って事で、ひと段落つけて総括などを。
 ほんと惜しかったって感じですなあ。
 雰囲気、イラスト、音楽は最良レベル。特にイラストは一部のイベント絵に違和感はあるものの立ち絵などは非常に良かった。雰囲気も時代考証などは無視してなんとなくその雰囲気を味わうという面では浸れる要素を数多く持っていた。
 個々のキャラ設定も味があってよかった。私的には和菜のハチャメチャさと支離滅裂さが好きでした。七七も凛の死体を食べてなければあ・・・まあ、直接的な表現は無かったけど、あの流れはそうとしか思えないってだけなので、事実誤認の可能性も高いのですが・・・。
 問題点としては、やはりストーリーが・・・。凛など救われない人達が多々いたというのが多分に影響している可能性は否定できませんけど・・・主人公の役立たずっぷりがいかんのかなあ。全ての元凶は主人公ですしねえ。
 あ、システム周りは結構遊び易くなっていて、クイックセーブ・クイックロードは今後の参考になりそうかなあ、とは思いました。