『怪〜ayakashi〜』の「化猫 大詰め」を視聴する。
 良い作品には言葉はいらん、と言うが、非常に良かった・・・ってか、猫が健気で可愛すぎるからってのも大きいのかもしれないけど。
 物語、特に過去話は凄惨過ぎて正視に耐えん感じではありましたが、そんな中、鎌田梢さん*1演じるところのタマキが痛々しく可憐過ぎた。特に猫を見つける件と、「猫、猫」を連呼する時の声など非常に良かった。それ故に化猫側に心情は寄ってしまう訳ですが・・・モノノケ故に斬らねばならなかった薬売りの男の背中から猫の亡骸を映すカット、EDへの流れは涙もろい自分は滂沱状態。
 映像的には相変わらず素晴らしいのですが、会話文で文字が出る手法はあんま好きではなかったかなと。ただ、それ以外の手法があるかと問われると難しいのですが。
 それと戦闘シーンが、何気に4月に発売されるゲームの『大神』っぽさを感じました。
 いやあ、この作品も最終回となったけど、本当に最後の最後に良いものを観させてもらいました。
 (この物語のために作った設定であれば)このクオリティを維持するのは難しいかもしれないけど、薬売りの男のシリーズ化を期待したいですなあ。
 DVDは多分買います・・・化猫だけね。
 結局、長々と記してしまった。

*1: 『BLACK/MATRIX 00』のマティア、『ゼノサーガ』(アニメ版)の百式観測器等