『商家の家訓 商いの知恵と掟』読了

山本眞功 青春出版社(青春新書インテリジェンスシリーズ) 203ページ 700円+税
 戦国末期から昭和初期(主に江戸時代)までに活躍した著名な商人たちが後代へと残した家訓を紹介した書。様々な家訓が掲載されているのですが、基本的には薄利多売や公共事業に投資せよ、質素倹約等、どこの家訓も似通った内容が並べられていて、どちらかと言えばその商人の生い立ちを読む事をメインとした書になっていました。
 まあ、品薄な時こそ安く売って(信用重視)なんてのは、現代商売人には耳の痛い内容なんでしょうけなあ。
 目次は、「家訓の歴史」「商家の鑑 近江商人の家訓」「時代を刻んだ豪商の家訓」「いまも続く老舗の家訓」「日本を動かした財閥の家訓」「いまに活かしたい家訓集」となっています。
 2005年12月15日第1刷 ISBN:441304133X