『チンギス・カン”蒼き狼”の実像』読了

白石典之 中央公論新社中公新書) 236ページ 760円+税
 チンギス・カン考古学の権威(ってか、1人?)が、考古学の視点からチンギス・カンの生涯及びその実像に迫る書。史書と発掘調査の結果の両面からチンギス・カン以前から現在のモンゴルまでを幅広く取り上げた内容にもなっておりました。はしがきで、何故”ハン”でも”ハーン”でもなく、”カン”であるのか、その理由を熱く語っているのが印象に残りました・・・まあ、現在のモンゴルでは”ハーン”と呼ばないと、にらまれるらしいんですけどね。
 何気に四駿とか四狗とか言われるとゲームの『蒼き狼と白き牝鹿』がやりたくなります。まあ、最新作はオルドあるが故に出ないんじゃないだろうか、って気がしますがね。
 2006年1月25日発行 ISBN:4121018281