バタリアン5

 『バタリアン5』を鑑賞しに銀座シネパトスに――有楽町駅前の金券ショップで、チケットを購入しようと思ったら、祝日・日曜は休みで購入できず。1800円かと、がっかりしながら――赴く。
 途中、ニッチだかサッチだか知りませんが、海外の高級ブランドショップのオープンとかで歩道を塞ぐように人とマスコミが群がっておりました。みんな、バタリアンになってしまえ! って、なられたら困るか、オバタリアンは既にいるしな(失礼)。
 映画館は前回と逆側だったので間違って入りそうになる・・・ってか、入ってチケットを切られてから気付いて入れなおしてもらいました。ごめんなさい。観客は先週土曜公開開始な上に3連休初日の祝日と言う事で、20人くらいはいました・・・多分。
 と、映画とは関係ない事をつらつらと書き綴るのは毎度の事ですが、観た映画が面白くなかった証拠。
 で、鑑賞開始。
 一応、『4』の後の話という事になっており、主人公等は同じ。
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 アメリカ人とは感性を共有出来ない事をはっきりと認識いたしました。
 まあ、この作品を、アメリカ版「ときメモ」と放言するくらいですから言わずもがなか。
 麻薬とか、一気飲みとかはどうでもいいのですが(良くは無いけど)、前作『4』で準ヒロイン的位置付けな”金髪””幼馴染””眼鏡””おさげ””ドジっ娘””貧・・・”という技能を持ったベッキー(エイミー・リン・チャドウィック)を、あんな端役並な扱い方にするか、普通?
 ゾンビになるのは、まあ百歩譲ろう。でも、前作からは考えられない程に性格、行動までもが別人になっているしで、最期はあまりの呆気なさに呆然としましたよ。まあ、笑えるシーンと化しておりましたが・・・。
 『4』のショックで頭がおかしくなったとでも思わないとショックが大き過ぎる。
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 なんと言っても、これしか見所ないだろうって映画だったのに、あんまりだ。
 まあ、もう一つの見所であるタールマンがそれなりに良かったのは救いかな。特にラストは非常に良い。ただ、そのタールマンの造型が、すごい安っぽい作りで 『1』の頃の芸術的造形とは雲泥の差でがっかり。それと(字幕だが)自分で「タールマン」と自己主張した時はゲンナリしました。
 で、映画自体は・・・『4』よりマシ・・・かも?
 低俗お下劣ホラーと化していたのはともかく、コメディ要素が強くなっていたのは良かったかな。面白いと思えるシーンは少なかったけど・・・インターポールの二人組と、ベジタリアンの生徒達がゾンビになって肉を求めるシーンなんてのは、良かった。