『西洋哲学史 近代から現代へ』読了

熊野純彦 岩波書店岩波新書) 261ページ+31ページ 820円+税
 近代から現代までの主要哲学者の簡単な経歴と思考を併せて哲学の変遷を記した書。以前刊行された『古代・中世篇』の続編です。デカルト、カント、ヘーゲル等著名所目白押しです。まあ、相変わらず自分の読解力の無さも手伝ってか難解。数回繰り返し読まないと内容の把握すらし辛い状態・・・ここ数年、読書の内容が頭に入りづらくなってきているんですよねえ。歳は取りたくないものだ。
 巻末に掲載されている充実した人名索引は必読。
 目次は、「自己の根底へ」「近代形而上学」「経験論の形成」「モナド論の夢」「知識への反逆」「経験論の臨界」「言語論の展開」「理性の深淵へ」「自我のゆくえ」「同一性と差異」「批判知の起源」「理念的な次元」「生命論の成立」「現象の地平へ」「語りえぬもの」となっています。
 2006年9月20日第1刷発行 ISBN:4004310083