『新・民族の世界地図』読了

【編】21世紀研究会 文藝春秋(文春新書) 307ページ 800円+税
 9.11以降の民族問題を様々な観点から取り上げた書。2006年夏辺りまでの情報となっている為、その後の変化は自分で調べる必要が多々あったりします。ありがちな紛争や宗教以外にも、言語や民族の移動に関して触れられているのはポイント高いです。まあ、基本は民族間の紛争ばかりなので、人間ってのは争いからは逃れられない動物なんだなあ、と。
 目次は、「民族と言語」「民族と宗教」「民族の移動」「先住民族少数民族」「民族対立・紛争」「中東・アラブとユダヤ」「エネルギー争奪戦」となっています。
 しかし、この手の書は「新」とか「最新」とか付けたがるけど、数年したら古くなるんだから、何年版とかにしてくれないものか? 購入する者としては混乱するんですよねえ、と。
 2006年(平成18年)10月20日第1刷発行 ISBN:4166605305