『国際連合 軌跡と展望』読了

明石康 岩波書店岩波新書) 216ページ 700円+税
 国際連合の果たすべき役割から歴史、現在の民族問題、今後日本人は国際関係をどうすれば良いかを問うた書。国連に40年仕え続けた著者だけにバイアスかかってますと言えない事もありませんが、実地にいただけ発言の重みが違います。書籍やネット上の情報から語られた発言よりは・・・。しかし、こうやって国連の歴史を紐解くと「アメリカやりたい放題だな」という事が実感できますなあ。まあ、ソ連も大して変わらんのだけど、もう無いしね。もちろんアメリカの協力あってうまくいっている事も多いのですが・・・。
 目次は「国連の再生をめざして」「国連誕生への道」「冷戦時代の国連」「冷戦後の国連」「国連は「人類の議会」か」「国連と平和の維持」「人類の福祉を求めて」「事務総長と国際公務員」「国連と日本」となっています。
 2006年11月21日第1刷発行 ISBN:4004310520