八幡和郎[監修] 青春出版社(青春新書インテリジェンスシリーズ) 190ページ 730円+税
個々の武将(平安末期〜戦国)が信じた宗教を、宗教観や人生の軌跡から紹介した書。宗教的見地から武将を読み解きたい方にオススメ・・・ではありますが、取り立てて目新しい箇所はなかったりします。信玄、謙信、勘助が取り上げられているのは、前二者はともかく、大河の影響か?
目次と取り上げられている武将は、「戦国の名将が信じた神々と仏」(武田信玄、上杉謙信、伊達政宗、毛利元就、織田信長、豊臣秀吉)、「動乱期の武将とその信仰心」(源頼朝、平清盛、足利尊氏、坂上田村麻呂、足利義満、細川勝元、源頼義、平忠盛)、「西洋の神を信奉した武将たち」(大村純忠、大友宗麟、高山右近、小西行長)、「武将を加護した神仏の霊験」(真田幸村、山本勘助、加藤清正、前田利家、島津忠良、可児才蔵、北条綱成)、「自らが神や仏となった傑物たち」(徳川家康、菅原道真、平将門、楠木正成、奥州藤原氏)となっています。
2007年5月15日 第1刷 ISBN:9784413041737