オスは、口ではなんとでも言うからの」(ホロ)
 『狼と香辛料』の第10幕「狼と渦巻く陰謀」を視聴する。
 うまくやったつもりでいたら、実は騙されていた(?)ロレンスが、破滅の危機に陥る話。
 ロレンスの良さである大人な余裕がピンチとなって無くなっていく様は、リアルと言えばリアルだけど、ギスギスしていてなんか嫌な展開。特に勢いとは言え、ホロに当たってしまう姿は痛々しい。
 貨幣価値がどれ位なのかが分かり辛いので、危機感が伝わりづらかったりもしますけど、この後、どのような手を使って挽回するのか、非常に気になります。
 まあ、回想以外で出番の無かったノーラが鍵になるんでしょうなあ。
 商才の無い自分からすると――どれだけ余剰で暴落しているのかはともかく――単純に武具が供給過多なら必要となるようにすればよい、ってな事で、ホロが狼となって大暴れ、もしくはホロに狼を操らせて道中を危険な状態にする事で、ノーラに稼がせるってな手しか浮かびませんなあ。傭兵を招き入れるのはリスクが多い上に迷惑この上ありませんしね。
 しかし、最近はホロの視点を借りた男性批評(批判まではいかない)アニメか? と思わなくも無いですな。