紅山雪夫 新潮社(新潮文庫) 335ページ 552円+税
《ものしり紀行シリーズ》のイタリア編。基本は史跡や歴史を語るのが主となっており、観光スポットも多少は紹介されてはいるものの、やはり史跡紹介がメインになっています。塩野七生さんの《ローマ人の物語シリーズ》を読んでおくと、歴史はもちろん地理的にも理解しやすいかと思われます。
そう言えば、本著を読みながら、イタリアを舞台にするアニメって多いよなあ、と。中でも、ヴェネツィアの項を読んでいると、ゴンドラやらトラゲットやら出て、ついつい『ARIA』を想起しておりました。
この書籍は、トラベルジャーナルから1995年5月に刊行された『イタリアの古都と街道』(上・下)の改題文庫化です。
平成19年5月1日発行 ISBN:9784101043265