いやしい女だ!」(九鳳院紫)
 『「紅」』の第3話「偽物の顔」を視聴する。
 紫の学校探検を軸にして、銀子と夕乃のキャラ紹介(?)話。
 リボンを掲げて走ったりの行動、部員との会話や人体模型を巡る電話等の言動、相変わらず紫関連は文句無く素晴らしい。中でも紫・真九郎・夕乃の会話の応酬は臨場感もあって最高でした。
 更に今回は、情報屋・銀子の想いが伝わらない苦悩と言いましょうか、嫉妬混じりに吐露されるセリフが、なかなか良い味出しとりました。
 それに引き換え、もう一人のヒロイン(?)である夕乃は・・・黒そうと言いましょうか、自分の苗字を知らない紫に対する態度とか、プライド高いのか? 階段でのシーンで、舌打ちまでして・・・と思ったら、床に靴が当たる音だった。そんな風に聞こえてしまう程、夕乃株は下落中・・・妙に真九郎に絡むのもねえ。
 紫は、徐々に家の外の世界を知っていくのですが、2話で良い面の世間を知り、3話では悪い面の世間を知ったという所でしょうか。それにしても、電車の中での老婆虐待シーンは、もっと明らかなチンピラっぽいのであれば、次の回で893の事務所(?)に乗り込んだ際、そこにいてボコボコにして溜飲を下げさせる、なんて展開もあるんだろうけど、普通の学生と言う点が性質悪い。まあ、老人に対してあそこまで威圧高な例はさすがにそうそう無いだろうけど・・・観ている方も気分が悪くなってくる。