もっと自由に生きたい」(九鳳院紫)
 『「紅」』の第9話「貴方と私と」を視聴する。
 九鳳院家の因習が語られて、ついに紫が九鳳院に連れ戻される話。
 居場所が割れているのに、”ちゃんと別れをしたい”という情緒的な理由で五月雨荘に戻って焼肉を食べる神経がどうしても理解できなかった為・・・変態兄貴よりも真九郎の方により大きな憤りを感じてしまいました。それでも紫役の悠木碧さんの演技が凄すぎて、兄貴がこれ以上にない程、見事に最悪な奴と印象付けられておりましたがね。
 しかし、この作品といい、『メイドガイ』といい、「兄貴」=「変態」な図式が多いなあ。まあ、前者は「陰の変態」、後者は「陽の変態」だけど・・・。
 今回も「守る」「守る」とのたまいまくるだけで、守るどころか、むしろ紫に守られてしまった真九郎・・・次週予告も現実逃避しているようで、ここ数話(もしくは最終話まで)は録画だけして、後で纏めて視聴するのが精神衛生上宜しそうではありますな。自分の事を棚にあげて、紫が拒絶もせず、素直に帰ったのに絶望したとか言い始めたら、どうしようと。
 それにしても弥生は、冗談で「あのジャンプは瞬殺の前振り」と記したけど、まさかここまで想像した以上に駄目な娘だったとは・・・あの女が強過ぎるのかもしれないけど、全く歯が立たないのは護衛としている意味もありませんでしたなあ。九鳳院のあの面子が強すぎた、というのであれば、もっと強い護衛を置いておくべきだし。
 簡単に九鳳院に忍び込める辺り、全て紅香の手のひらの上で踊っているだけだったりするのかもしれませんな。