紅真九郎殿、お帰りください」(九鳳院紫)
 『「紅」』の第11話「われ思考う」を視聴する。
 紫に拒絶されて早々に諦めた9話、諦めなかった11話・・・ってだけで基本は9話と同じような流れの話。
 それにしても、まさか今回もフラストレーションを溜めまくる回になるとは思いもしませんでした。侵入後、熱い勝負を経てリンを倒し、紫と再会した所で最終回へ続く・・・なんて萌える燃える展開になるかと思いきや、侵入→簡単に紫と出会う→紫拒絶→リンの乱入と、(唐突に発揮される)竜二の強さに真九郎達退却、とは。しかも、あそこで退却する意図が全く分からずで、「(角を)今使わずに、いつ使うのだ」と・・・そう言えば、紫の前では角を出していないんだっけか。
 まあ、好意的に解釈すれば、下手に盛り上がって続かなかったので、一週間ヤキモキして待たずに済みそうではありますがね。
 しかし、すべてを裏で操っている(楽しんでいる)程の食わせ者かと”勝手に”思っていただけに、紅香の情けなさにはがっかりでした。
 まあ、弥生に比べれば・・・結局、狭くても広くても駄目な子だったんですな。”ここは任せて、早く!”ってな流れは、勝利、せめて相打ちかと思いきや、(教訓が全く生かされず)ボコボコに惨敗だったのは、むしろ笑ってしまった。このスタッフは、弥生が好きなのか、嫌いなのか分かりませんなあ・・・ドS? もしくはギャグキャラの宿命?
 そう言えば、九鳳院家の敷地内では、拳で語り合え、という暗黙のルールでもあるんだろうか?
 と、コミックを読んで五月雨荘に「不戦の約定」なんてものがある事を知って、思った。
 まあ、アニメでは普通にアパートで戦ってましたけどね。
 それにしても、あんな事件があったのに、リンが女中をナイフで滅多刺しにするシーンを普通に(結構、隠してはいたけど)流していたのには吃驚した。まあ、過剰に反応し過ぎるのもなんですが、タイミングは悪かった。