真九郎、そなたは紫が好きか」(九鳳院紫)
 『「紅」』の第12話にして最終回「われ存在り」を視聴する。
 紫による九鳳院革命・・・ずっと真九郎が主人公かと思っていたけど、主人公は紫だったんですな。守るべき者ができても、結局成長したように思えなかった真九郎に対して、自我を確立させた紫は、守るべき者が出来て成長したな、と・・・まあ、唐突過ぎる気もしなくはありませんでしたけどね。特に、11話と12話の紫の変貌っぷりは・・・。
 結末自体は、7歳の少女の言動とは思えないものでしたが、紫の選択は悪く無かった・・・でも、これでは紫の相手が、竜二から蓮丈に移っただけな様に見えなくもありませんでした。蒼樹の想いを知って紫を見る度に蒼樹を思い出して愛するようになる蓮丈、母の愛した男の魅力に気付く紫・・・近親相姦家系だから、冗談で済まなそうではありますが。そう考えながらスタッフロールを見ていたものだから、Cパートならぬラストには「真九郎と一緒にいる紫の明るい笑顔」の一枚絵程度でも挿入されていたら良かったんですけどねえ。
 そもそも、竜二も心を入れ替えた訳でもなく、黒幕(?)の爺さんも登場していないので、本当に紫があの屋敷に残って大丈夫なのか非常に疑問なんですがね。
 そう言えば、試合ならともかく、ほぼ死合だと言うのに、技の出し惜しみはダメだろう、弥生、と。下手したら殺されていた可能性もあったわけだし・・・まあ、なんだかんだと、崩月流は――見様見真似でも――最強! って事なんですな。
 そう考えると、どんだけ夕乃は強いんだ?
 って事で最終回。
 前半の日常パートが良過ぎた、というのもあるけれど、後半の流れは微妙でしたなあ。中でも11話は、10話の後は12話で良いんじゃない? と。
 まあ、それでもDVDは、全巻購入予定ではありますがね。
 それと、ちゃんとした感想は、後程記す・・・かもしれません。