「あなたが私の最後の宝物」(諫山黄泉)
 『喰霊-零-』の第8話「復讐の行方―ふくしゅうのゆくへ」を視聴する。
 伯父に家督を奪われ、冥に“獅子王“と自室を奪われた上に、神楽を強制独り立ちさせて家を追い出す、と、黄泉イジメが本格化する展開で、婚約解消までされる始末(この事情に関しては、黄泉自身は知らないかもしれませんが・・・)。止めは神童の称号を神楽に奪われてしまいました。いやあ、この展開が数話続いたら、黄泉じゃなくとも黒化しそうですな。
 と言う事で、鬱々とした展開は、長くは続かず。早々に化けの皮が剥がれて闇覚醒した冥と、黄泉との一騎打ちへとなだれこみました。
 で、冥の独白で養父が残虐に殺された事を知った黄泉が、正気を取り戻したのか、嘘かは不明だけれど、命乞いをする冥を殺害してED・・・これで、黄泉は黒化モードに入ったか?
 と思っていた矢先、Cパートで、黄泉、あっさり死亡!?
 ええっ〜!? むしろ、冥を殺してしまった罪悪感を――持つかはともかく――背負いつつも、徐々に堕ちていく様が見たかったのに・・・これでは、殺生石を埋め込まれた為、堕ちただけになってしまいそうなのは、残念。
 まあ、正気と狂気の狭間に揺られて、徐々に狂気が強くなっていく様にでもしないと、神楽を斬る展開にはもって行き辛そうですがね。
 で、局長が2話で言っていた黄泉の行方不明が、ここでの事になるのか、一端は神楽達の元に戻るのか、ですな。
 つうか、予告が予告になっていないから、次週が凄い気になりますよ、ほんと。