昨日記した通り、本日は辰巳出版から刊行された『デーモンズ・シティ 鬼神狩り』の紹介でも、写真を使って簡単に記そうかな、と。
 本作は、退魔結社編集のグラフィック・アドベンチャーブックの第二弾として刊行されました。ゲームブックとカードゲームとパズルゲームをミックスした作品となっております。
 シナリオは山本弘さん。イラストは、くつぎけんいちさん、HIROさん、ギャルソン向手さん、おかざき真里さんの4名・・・ぶっちゃけ、どなたがどのイラストを描かれたのか、ちょっと分からないのですがね。くつぎさんは分かりやすいと思ったんですがね。

 刊行されたのは昭和62年・・・1987年と言う事で、某アイドル歌手の亡くなった翌年。しかも、飛び降り自殺をするアイドルタレントの漫画で始まります。ちょっとグロくてごめんなさい。

 ちなみに、返り血を浴びていない金髪の少女は、この物語のキーパーソンだったりします。
 で、この作品、描かれる絵師が場面(カラーページ担当、白黒担当)によって異なる為、急に絵柄が変わったりするのがグラフィック・アドベンチャーと銘打つ割に残念でした。まあ、カラーページは、総じてクオリティ高めなんですがね。

 主人公は、下記の様々なタイプから選択します。

 これによって別段能力に差が付くわけではないんですが、スポーツマンはちょっと、と毎回何故か敬遠しとりました。
 でもって、このゲームブックでは、ESPカードなど付属の様々なカードを駆使します。中でも、フラグ管理の代用品としてタロットを使用しているのが、秀逸。迷路は斬新だったけれど、なんとも微妙ではありました。

 物語自体は、菊池秀行さんの作品(-クトゥルフ)っぽい雰囲気となっていて、エログロ・・・まあ、エロはほぼ無いに等しい程、少ないけどね。ページ数は少ないのに、パラグラフ数は通常のゲームブック並、とそれ程深く突っ込んだ内容とはなっていないのが、少々物足りないんですよねえ。

 なんて事を記していたら、何気アトラスのSFC作品『魔神転生II』がプレイしたくなってしまって、ついi-revoダウンロード販売に手を出してしまいました。

 いやあ、OPから良いですなあ。
 でも、敵の思考時間が長いのは、そのままっぽくて、後半はこれが厳しくなるんですよねえ。
 って、投げっぱなし。