『戦国武将 人気のウラ事情』読了

鈴木眞哉 PHP研究所PHP新書) 237ページ 720円+税
 戦国武将の”人気”に関して、生前のものから後世によって作られた評価などの形成された理由を読み解く書。当然と言えば、当然ですが、江戸時代の影響が多大である事が分かります。
 前作『戦国時代の大誤解』の続編のような内容となっている為、『大誤解』を先に読む事をオススメ致します。戦国時代の定説に対して、新しい視点が開けます。
 目次は、「けっこういいかげんな「天下人」の世界」「買いかぶられた名軍師たち」「適当に決まった七本槍、十勇士―「名数」で評価された人たち」「まわりから見た戦国武将」「つくられた評判、消された評価」「戦国武将、死後の人気争い」となっています。
 2008年6月27日第1版第1刷 ISBN:9784569699400