『ドイツ軍名将列伝 鉄十字の将官300人の肖像』読了

山崎雅弘 学習研究社(学研M文庫) 726ページ 1300円+税
 第二次世界大戦で活躍したドイツ軍将官300人を、陸軍、武装親衛隊(SS)、空軍、海軍と項目立てして一人一人紹介した書。さすがに300人もいると、6ページ使われる人物から、半ページのみの人物まで取り上げられ方には、差がありました。ただ、基本的な事項として、生まれ、第一次大戦時、大戦後、第二次大戦時の所属部隊、活躍、大戦中であれば死亡理由・退官・投降、受勲暦などは抑えられていて、特に所属部隊(役職)が期間付で記されているのは色々と役立ちそうでした。
 それにしても、ドイツ軍だからなんだけど、陸軍245人、SS20人、空軍25人、海軍10人と非常に歴然とした差が・・・もちろん、名将列伝なので、名将ではない人はおりません。
 しかし、ヒトラーの横槍が酷かったり、飛行機事故での突然の死が多いとかドイツ軍の負けた理由が、よく分かりますなあ。
 2009年3月24日初版発行 ISBN:9784059012351