『楠木正成と足利尊氏』読了

嶋津義忠 PHP研究所PHP文庫) 450ページ 857円+税
 鎌倉幕府滅亡から、南北朝開幕までを楠木正成足利尊氏に焦点を当てて描いた書。
 正成と尊氏に交流を持たせ、民衆・・・どころか虐げられる人達への政治を願う正成が、その理想を尊氏なら叶えられるのでは、と接触を図るも、後醍醐天皇足利直義によって色々妨害されたりする様が・・・。
 基本的な事は抑えられているので、荒唐無稽と言う事はありません。しかし、の二人を取り上げるにはページ数が如何せん足りず、他の魅力的な人物達が霞んでおりました。
 2009年6月17日第1版第1刷 ISBN:9784569672700