『水滸伝』(8巻、9巻、10巻、11巻)読了

 北方謙三 集英社集英社文庫) 395+390+398+389ページ 各630円+税
 祝家荘戦が終了して、晁蓋が史文恭によって暗殺されるまでの話。
 呼延灼等、仲間の入る過程が延々続いておりましたが、今後の梁山泊に関して宋江と対立し始めた晁蓋が死ぬ事で、今後一体どうなるのか、次巻が気になります。張青の報われなさと裏切りフラグかと思える描写とかやりたい放題な面もありますが、史文恭による晁蓋殺害は――原作とは大きく異なるものの――良かった、かな。
 しかし、相変わらずオリジナルなとんでも官軍キャラが出てきて、多少辟易してきました。
 この書籍は2002年9月、2003年1月、2003年5月、2003年9月に刊行されたものの文庫化です。
〈八〉「青龍の章」:2007年5月25日第1刷 ISBN:9784087461558
〈九〉「嵐翠の章」:2007年6月30日第1刷 ISBN:9784087461640
〈十〉「濁流の章」:2007年7月25日第1刷 ISBN:9784087461855
〈十一〉「天地の章」:2007年8月25日第1刷 ISBN:9784087461978