『三国志 第二巻』読了

宮城谷昌光 文藝春秋(文春文庫) 385ページ 600円+税
 宮城谷三国志(文庫版)の第二巻は、梁冀の暴走状態と彼に関わる曹騰から始まって、梁冀の失墜、黄巾の乱が発生するまでの話。2巻の最後で、やっと黄巾の乱とは・・・下手すると、序盤のナレーションで終わってしまう三国志作品の多い中では異例ですな。
 で、ここら辺からは飛ばし気味に進んで、曹操劉備孫堅の名が登場したかと思えば、しっかり成人して活躍する時代にまで飛んでおりました。一応、本作では、曹操が主人公的な立ち位置らしく、彼の活躍に主眼が置かれておりました。孫家はまた・・・。
 この書籍は平成16年10月に刊行されたものの文庫化です。
 2008年10月10日第1刷 ISBN:9784167259228