『野望円舞曲 4』読了

田中芳樹荻野目悠樹 徳間書店徳間デュアル文庫) 278ページ 676円+税
 序盤の山場(?)へ向かい、思惑を持った人物達が注視する戦場へと、メインキャラ達が集結しつつある話。相変わらず主人公と位置付けられているエレオノーラ達の場面がつまらない。お嬢様の道楽的野望劇にしか見えず、必ずピンチには偶然居合わせるコンラッド達が世話を焼いている意図が分りません。むしろ、ボスポラスのスパイと見せかけて、レオポルトの二重スパイなんじゃないか、と思わざるを得ないところですな。まあ、心情描写もあるので違いそうですが・・・。
 2002年8月31日初刷 ISBN:4199051163