テレビ東京にて日曜深夜に放映が開始された『織田信奈の野望』の第一回「信奈とサル」を視聴する。
 原作未読。
 全く語られないが突然戦国時代へやってきてしまった『信長の野望』好きの少年が、自らを犠牲にして自分を助けてくれた木下藤吉郎の代わりを努めよう、とする話。
 どうもこの少年は戦国時代などの歴史に詳しいというよりも、『信長の野望』を通じての歴史に詳しいという設定になるらしく、これまた珍しい・・・ってか、一ゲームである『信長の野望』を元ネタにしようというラノベも凄いですなあ。もちろん作中のゲームは違うのであろうけど、私的には、この少年がプレイしていた《信長の野望シリーズ》が何作目を題材としているのかが気になりますな。イベントに詳しいみたいだから、初期の作品群ではないのは確かみたいですが・・・。
 また、武将も多くが基本女性化されているようで、織田家も柴田、丹羽までもが女性化。男キャラは、ねねの親父くらいか? 弟の信行とか登場するのか気になりましたが、勝家が既に信奈に信服しているようなので、出番は無しか。
 敵側も、今川、松平(家康)、伊達は女性らしい・・・美濃だけは斎藤道三・義龍の親子、美濃三人衆は男でしたけどね。明智は女。『信長の野望』をやってなくても、主人公は本能寺は知っているだろうから、明智は雇わないとか手段を講じるんでしょうかね。
 もしくは、ゲームと同じイベント発生フラグさえ立てなければ良いと甘く見てしまうのか・・・色々と気になる展開ではありますな。
 伊達が既に登場する気配を見せているなど、時代的な整合性に関してははっきり言って気にしては負けな作品ではあるようですが・・・まあ、普通に時代通り進めたら、美女・美少女ものではなく、美熟女ものになってしまいますからねえ。もしくは・・・。
 しかし、全く持って主人公がこの時代に来た謎の部分が語られないので、単純に夢オチなのか、と思ってしまいたくなります。