『史記 武帝紀』(6巻)読了

 北方謙三 角川春樹事務所(時代小説文庫) 408ページ 各600円+税
 前漢武帝の後期。司馬遷は着々と「史記」を完成に近づけ、李陵は匈奴として戦い続け、蘇武は相変わらずサバイバル、という内容でした。ただ、漢では江充によって暗い影が差し込み始めているのでした。今回は戦闘は少な目で、政争とまでは言わないものの、武帝の内面や長安の現状が主に描かれておりました。
 この書籍は2011年12月に刊行されたものの文庫化です・・・でもって、次巻で最終巻。
〈六〉:2014年2月18日第一刷発行 ISBN:9784758438025