昨日金曜より公開された『GHOST IN THE SHELL』(サイト)を、TOHOシネマズ錦糸町にて鑑賞してまいりました。
 上映は11時50分からの回で吹替版。選択肢としては一択に近いと思いました・・・故に荒巻は仕方なかったのかあ、と思ってしまいましたけど、久々にビートたけしさんを見たけれど滑舌が・・・。声が同じだと役者では分からなくても誰か分かるのは強い。

 ※フチコマは出てきません。
 それほど大きくないスクリーンであったからか、満席に近い状態でした。客層もアニメ好きが多いイメージでしたけど、ハリウッド映画という事もあってか、通常の洋画と変わらない客層でありました。
 でもって、内容は・・・初週なのでネタバレはせず。
 士郎正宗原作の『攻殻機動隊』をハリウッド映画化という事で、不安半分不安半分でしたけど、杞憂に終わりました。何を基準にするか、にもよるのかもしれませんがね。
 自分は、『ブラックマジック』『アップルシード』と読んできた士郎正宗ファンで、『攻殻』と『ORION』が近い時期に刊行された際もORION派でした。アニメ自体も押井版は観ておらず、テレビアニメ版のみ鑑賞しておりました。何と言いましょうか、原作を勧めていたのに読まなかった友人が、世間的に押井版が評価された際に「この作品面白いよ、知っている?」といった感じに勧めれられて意固地になってしまいました。
 閑話休題
 この作品自体は、原作の感じもテレビアニメ版の感じもしませんでしたけどね。SF映画と多脚戦車(もうちょっと活躍してほしかったが・・・見た目も丸みないしあれだし)で概ね満足致しました。
 無国籍な世界観は『ブレードランナー』を彷彿とさせてはいましたが、日本なのか中国なのか、アメリカなのかどこが舞台なのか・・・あのマンションは日本じゃありえないよなあ、と思わざるを得ず。
 って事で、途中で眠気に襲われたりはしましたが、SF映画としてはそれっぽくて良かったです。