先週土曜より公開された『この世界の片隅に』(サイト)を、ユナイテッド・シネマ豊洲にて鑑賞してまいりました。
 13時40分からの回という事で、一旦会社に顔を出してから、となりました。
 ユナイテッド・シネマ系列は金曜会員1000円というサービスを行っているので、8本鑑賞して1本無料も選択できたのですが、勿体ないので使いませんでした。
 故なのか、平日の昼間にも関わらずそこそこ人は入っておりました。まあ、最近混む映画ばかりだったから、久々に隣のいない映画館を満喫しておりました。客層は年齢高めでありましたが、若い人もチラホラとか・・・平日ですが。
 パンフレットも購入しましたが、ちょっと判型が異なってバッグに入れづらかった。
 で、感想をば。
 太平洋戦争末期の昭和20年頃、広島から呉へ嫁に出された少女の生活を戦争という危機的状況の中、淡々と描いた作品。戦争中ではあるものの反戦映画という訳でもなく、広島・戦争末期から予想されますがキツイシーンはあるものの戦争の惨たらしさを前面に押し出す陰鬱な作品でもなく、本当に日常系として観ても良いレベルの素晴らしい作品でありました。
 ただ、戦前の日本では現実にあったであろう事柄の詰め合わせでもあった為、ドキュメンタリードラマ的な様相を呈してもおりました。
 ほんでもって、終盤の展開はちょっと涙ぐんでしまうので、席を立つのが遅れてしまいましたよ。ネタバレになるけど、ラストの手はちょっと怖かったけど・・・。
 それにしても本作の上映前に『劇場版 艦これ』の予告映像が流れるのだけれど、なんというか大和とか利根とか青葉とか言われると、つい艦娘が思い浮かんでしまいますな。あと、アニメ映画なのに、アニメのCMが似つかわしい、という内容でもありましたな。