先日1月26日より公開の『デトロイト』(サイト)を、TOHOシネマズスシャンテにて鑑賞してまいりました。

 有楽町の映画館ではここだけ行った事がなかったかも・・・という事で、9時45分から上映でしたが、15分頃に着いたらまだでした。しかも25分までエレベーターもその階のボタンを押せない状態でほぼ外の1階で25分まで待たされてしまいました。まあ、チケットの発券等も窓口で行う必要があったので、良いのですが・・・。
 やはりこの手の映画を鑑賞する人は少ないのかなあ、という事で、二日目にも関わらずあまり客はおらずでした。年齢層も高めで若い人はほとんどおりませんでしたな。
 って事で、本映画は、1967年にデトロイトで発生した暴動の中で発生した白人と黒人間の差別から生じた陰惨な事件を描いた問題作。実話を基にしているという事もありますが、ぶっちゃけて記してしまうと胸糞の悪くなる結末となっています。爽快感もない万人に薦められる類の作品ではありませんが、問題提起を行っているという点で多くの方に観て頂きたい作品となっています。
 最初は黒人の店ですら略奪の対象とする黒人側もどうなのか、その恐怖から端を発している白人側警官も仕方ないと思わなくもありませんでしたが、徐々にその考え方も改めざるを得ない状態に成る程、こんな展開になるのかと驚かされます。
 人種差別に関してはとてもデリケートにならざるを得ないアメリカの実情が分かりますけど、現在の映画配役事情に関してはちょっと納得いかなかったりはしています。