『パレスチナ』読了

 芝生瑞和 文藝春秋(文春新書) 230ページ 700円+税
 中東の火薬庫でもあるパレスチナの歴史と現在を取り上げた書。どちらかと言えば、パレスチナ寄りではあるのですが、イスラエル側からの見解や、アラファト批判等、客観的な見地からパレスチナ問題を取り上げているように感じられました・・・まあ、イスラエルを正当化するのは難しいわな。
 しかし、アメリカの矛盾、イスラエルの倣岸・・・中東和平がうまくいく可能性は限りなくゼロに近いと言わざるを得ませんな。日本が真の国際貢献するチャンスなのにねえ。
 平成16年3月20日第1刷発行 ISBN4-16-660370-1