『戦国茶闘伝』読了

 三宅孝太郎 洋泉社(新書Y) 216ページ 720円+税
 戦国時代を茶器の奪い合いという観点から(のみ)描いた書。全ての争いは茶器をその発端としていると語りつつも、あとがきで言い訳が記されているのが、ちょっと醜かったり・・・。
 多少歴史的事実に誤認があったりしますが、概ね許容範囲な構成になっていました。
 茶道具に纏わる武将達(一部商人)として、佐々木道誉織田信長大友宗麟松永久秀荒木村重、島井宗室、滝川一益豊臣秀吉、秋月種実、山上宗二高山右近古田織部織田有楽斎石田三成、松平不昧が取り上げられています・・・ちょっとこじつけってのもチラホラと。
 2004年5月22日初版発行 ISBN:4896918177