『なんのための日本語』読了

加藤秀俊 中央公論新社中公新書) 258ページ 780円+税
 日本語に纏わる書籍。ユーザーの立場からみると記していながら、結局視点は日本語の権威的意見とさしたる差異は無かった。日本語の表記や国語に関する記述は非常に興味深く面白いんだけど、現状の日本語の使われ方になると差別意識が混じるのがなんとも。しかも、日本語の形は様々、みたいな事を言っていながらである分、性質が悪い。自画自賛、むしろ礼讃する如きは読むに耐えませんでした。
 2004年10月25日発行 ISBN:4121017684