『真田十勇士』読了

村上元三 学陽書房(人物文庫) 348ページ 780円+税
 戦国時代、真田幸村*1の家臣・真田十勇士が揃うまでの話・・・一応、その後もあるのですが、関が原から幸村の死までほとんど1ページで描かれた省略っぷりなので無いに等しい。通常は地味な役回りの穴山小助が、同じく地味な海野六郎と初っ端の牽引役となっているのがとても目新しかったです。それにしても、文体がとても丁寧でちょっと読み難かった。
 この書籍は1989年に東京文芸社から単行本が、1994年に徳間書店から文庫が刊行されたものの学陽書房版です。
 2005年2月20日初版発行 ISBN:4313751955

*1:本来、真田信繁が正しいのですが、史実と異なる十勇士話などでは幸村になります