『江戸の盗賊』読了

丹野顯 青春出版社プレイブックスインテリジェンスシリーズ) 235ページ 750円+税
 戦国末期から江戸時代に活躍(?)した盗賊、火盗改などの捕縛する側、彼等の功罪、組織、拷問について紹介した書。大きく分けると、戦国時代から江戸時代にかけての盗賊の変遷、日本左衛門、長谷川平蔵、江戸の路上強盗、鼠小僧、木鼠吉五郎、御金蔵の7章になっています。現在では鼠小僧を義賊などと思っている人はいないが、所詮盗人は盗人でしかなく、再犯を繰り返す様は、現在に通じるものがあり、人間はそう簡単には変わらないんだなあと。平和が長く続く事による弊害とも言えますか・・・。
 2005年5月15日第1刷 ISBN:4413041186