『藤堂高虎』読了

羽生道英 PHP研究所PHP文庫) 394ページ 724円+税
 戦国時代、浅井長政から羽柴秀長豊臣秀吉徳川家康と、その明敏な嗅覚と才覚で、権力者の元を渡り歩いた藤堂高虎の生涯。なんちゅうか、美化し過ぎとも思いたくなる程、持ち上げられておりました。もちろん、その能力を疑う訳ではないけど、何もかも彼の発案で権力者が皆、その知恵を借りるという設定は、あまりに露骨過ぎて、秀長が死ぬまではまだ読めたけど、その後を読むのは非常に辛かった。
 2005年5月23日第1版第1刷 ISBN:4569663001