『「日本神話」の謎と真実』読了

三浦竜 青春出版社(青春新書 インテリジェンスシリーズ) 250ページ 780円+税
 日本神話に関して、既存の枠に囚われない大胆な推理を披露する書。アマテラスは岩屋に隠れたのではなく権力闘争に敗れて岩屋で殺されたとか、ヤマタノオロチはニニギなんてのは、ちと納得できそうな説だと思いました。奇を衒いすぎているような気もしますが、総じて分かり易く記されているので、日本神話の基本的事項が分かっていれば問題なく楽しめる書籍になっています。
 目次は、「アマテラスはなぜ岩屋に隠れたのか」「ヤマタノオロチの正体は何か」「オオクニヌシはなぜ出雲大社に祀られているのか」「日本神話の星の神はなぜ知られていないのか」「サルタヒコはなぜ天孫を案内したのか」「天孫はなぜコノハナノサクヤヒメを娶ったのか」「ヤマトタケルの正体は誰か」「「国譲り」は本当にあったのか」となっています。
 2006年4月15日第1刷 ISBN:4413041437