『シゴフミ』の第2話「ロケット」、第3話「トモダチ」を視聴する。
 2話、前回の続き。話のメインとなるのは翔太かと思っていたら、先週のであっさり死んで、明日奈メインで彼女に救いを与える内容となっておりました。
 彼女の過去のシーンは、テレビアニメを考慮してぼかされていたのか、写真撮影後の事までは、分かりませんけどね。
 父親は自業自得だったとは言え、翔太は一番運がなかったよなあ、と。まあ、今後を鑑みると妹は茨の道になるんだろうけど・・・私的には、客の商品を持ってかれたクリーニング屋が哀れでした。
 しかし、明日奈は、狂気っぽい顔も、髪を切った後の姿も、なかなかいいキャラだっただけに、退場は残念。
 3話、自殺の話ではあったものの、2話で登場した刑事とその息子の登場と、フミカの謎に迫る話でした・・・フミカの謎にアプローチをかけるにはまだ早くないか? とは思いましたけどね。
 で、教室で生徒を人質にした父親の件が分かりづらかったけど、昨今の社会情勢に配慮したそうなので、父親は散弾銃でも持っていたんでしょうなあ。佐世保の事件等銃事件が続発しましたからね。まあ、そうでなければ、あれだけ大勢の人質は取れんだろうし・・・。
 自殺した生徒に対するマスコミや、インタビューを嬉々として受ける生徒、学校関係者のそれぞれの対応がそれっぽくてよかった。
 ちなみに、自分は自殺を肯定はしないけど、”死”ってのは知的探究心を満たす究極のものであるとは思ってます。実際に死んだ人間にしか分からないのが”死”ですからねえ。
 あの切手の貼ってある銃は、2話で(銃に対して?)「ただのシゴフミだから」と言っている事から、何かあるんでしょうなあ。
 まあ、ラストの病室シーンから、精神的に死んでしまった――脳死状態?――ミカワ(?)が、親を殺したその銃で自分も殺して欲しいと出したシゴフミで、フミカはそれを実行できないってな図なのか、はたまた生きても死んでもいない状態の人間がシゴフミ配達人の仕事を行っているのかもしれませんがね。ミカワとフミカはカタカナで記すと似てますしねえ。
 OPはスタッフ名の演出が懐かしい感じがするものの、雰囲気が出てて良かった。