『シゴフミ』の第12話(最終回)「シゴフミ」を視聴する。
 父親を告訴した文歌に世間の風当たりは最悪な程に厳しかった。
 マスコミが酷いのも、彼女らが通う(常識的におかしい)学校が酷いのも仕方ないとしても、まさか夏香まで・・・能天気、とまでは言わないものの、さっぱりした性格の良い奴かと思っていたら、鬱屈の溜まったキャラだったのには吃驚。むしろ、要が文歌とミカの違いに迷っているのを引っ叩いて改心させるキャラだと思っていただけに、あそこまで悪し様に言うのにはショックでした。まあ、十中十、要が原因なんでしょうけどね。
 しかし、フミカが突然現れての殴り合いの場面は感動すべきなんだろうけど、笑ってしまった。自分自身を殴っているのだから構わないのかもしれないけど、女の子をグーで殴るって・・・。そもそも何故フミカが消えずに残っていたのかが、逃げようとしたからだけでは理由になっていないような・・・。

 と言うことで、ぶっちゃけて記すと視聴後に思ったのは、微妙な終わり方してくれましたなあ、と。
 明日、1巻のDVDを購入しようかと思っていたのに、結末がこれかと思うと二の足を踏んでしまいます。いえ、そこまで酷い訳でもないんですけどね。まあ、黒星紅白さん作画のピクチャードラマは観たいから購入しそうですが・・・。
 ただ、EDに関しては、今まで登場したキャラ達のエピローグになっていたのは良かった。特にゲーム少女と明日奈妹・美紅が知り合う際、妹の動きが2話の明日菜と(声が聞こえてきそうな程)被っていたのには感動した。墓参り女もうまくいったようだし、何気にちゃっかり猫まで出ているし・・・ってか、野良か?
 って事で、終わってしまいました。
 物語に関しては、所々嫌な感じの話はあったものの、総じてキャラにスポットを当てたコメディ回はレベル高く・・・つうか、チアキが絡んだ場合ね。
 キャラクターに関しても、シゴフミ配達人ペアはもちろん、キラメキという変態キャラ(声に救われていた部分も多大ですが)も良かった。まあ、そもそもこのアニメを視聴する契機が、キャラ原案・黒星紅白さんというだけだった者としては――多少別キャラに見えなくもなかったけど――満足しています。