私は護り女ですから、目立たぬ方がよいかと」(電車の網棚の上で巫女服を着たコウ)
 千葉テレビにて日曜深夜に放映が開始された『我が家のお稲荷さま。』の第1話「お稲荷さま。封印を解かれる。」を視聴する。
 原作未読。『レンタルマギカ』の後番組であるが故に「巫女版マギカ」と思う方は、存外多いかも・・・そして、自分も。
 って事で、妖怪婆に騙されて田舎に戻ってみれば、当主になったり妖怪に狙われたりで一騒動。最後は狐の妖怪と巫女をお持ち帰りする話。
 内容自体は、五行思想やら神道やら、妖怪との本格バトル(迫力は微妙だったけど)とシリアス風味・・・Cパートのあれを見ると、実はギャグなのか? と思わなくもありませんでしたけどね。狐の変身が解けかける様は『狼の血族』を想起した。
 それにしても、兄弟の兄の方が主人公かと思っていたら――天狐は別格としても――巫女のコウの方がキャストでは名前、上なんですな。EDもコウだったけど、これはEDをヒロインが飾る作品は多いので、なんとも言えませんがね。
 ってか、そもそも兄貴はいらないのでは・・・と思う程のヘタレっぷり。当主らしいので必要ではあるようですが・・・。
 現状、このアニメは、しっかりしているかと思いきや、実は世間知らずだったコウの(都会での)非常識な行動を楽しむアニメになりそうですな。