切れるって? さっきのおばさんの賞味期限?」(富士原なえか)
 『仮面のメイドガイ』のご奉仕五「メイド忍法 女子高生の術」を視聴する。
 メイド忍者シズクの双子の姉ツララが登場・・・双子って、歳が離れていても双子と言うのですね。勉強になります。
 と言った感じで、ツララ姉さんが、その見た目と年齢をネタに周りからボロカスにされる話・・・初登場で酷い扱い。
 普通に面白かった・・・ってか、早速空気化しているリズに比して、ツララは良いですなあ。
 そして徐々にフブキの扱いが・・・(キャラ的には)悪くなっていると言うか、(視聴者的には)良くなっていると言うか・・・1話の痕跡は釘バットだけですな。
 で、今回も戦国武将は無し・・・無念。
 以降、私見故、反論、異論、同情、憐れみ、蔑み、一切受け付けません。
 何気、この作品、安永航一郎さんの作品が好きな方(萌え要素に嫌悪感無い方限定)は楽しめるのではないだろうか? と、うおまつの筋肉隆々・胸毛に脛毛全開なヌードサービスシーンを観て思った。そこだけかよ!
 まあ、コガラシの見た目はともかく、その変態っぷりは旗本家に居候する酢堂大雑のそれだし、ギャグ漫画の基本ではあるものの、フブキやなえかの殺人と呼べる程の突っ込みの鋭さ、ギャグのテンポ等など、相通じる物を感じるんですよねえ。
 この作品にあって安永作品に無いのは、真っ当な萌え要素くらいか。前回、他の作品であれば好意的に受け入れられたリズに、どうも違和感を感じたのも、安永作品の如く観てしまったからと思えばうなづける。安永作品に、こんなキャラは出てこん! と。
 いえ、バゾクも、サンチン女性バージョンも好きですがね。もちろん、バラダギ様も・・・ただ、基本バイタリティの高過ぎるキャラばかりなんですよねえ。
 そんな訳で、メイド忍者の女子高生は、『海底人類アンチョビー』のライマンダ。年増女子高生ネタとなると『陸軍中野予備校』の水斑蛇に勝るものはないんだろうけど――年齢的には雄妻も大概ですがね――と思いながら観ておりました。
 しかし、長々と記しはしたものの、
 安永ファンはメイドガイを楽しめても、メイドガイファンは安永作品を楽しめない・・・かもしれない。
 安永作品は入り方次第なので、自分は『県立地球防衛軍』から(と言うかこれしかなかった頃)入ったのでなんですけど、初心者の方に勧めるとしたら・・・勧められる作品がなかった。
 って事で、唐突に安永作品を変態難易度(ガチホモネタ含む)で並べるとこんな感じか(自分が読了した作品に限る)?
 超感覚>>>越えられるかもしれないけど越えちゃいけない壁>>>陸軍>>頑丈=海底>県立>火星