ローレンツ因子」(香野由香)・・・無表情で近付いて来て、このセリフだけ吐いてすれ違うシーンは、ちと怖かった。
 何気、今作はファンタジー要素よりも、SF要素が強めな気が・・・中でも現実界に登場するSEの設定とかね。
 このSE=シナプス・エンジニアリングは、人の脳に接続する能力なのですが、脳科学の言語ではなく、プログラムやPC用語に意味を割り当てているので、「海馬は側頭葉のキャッシュ、扁桃体はシステムログ、尾状核BIOSメモリ」とか、不良クラスタいっぱいな脳とか、基本的なPC用語を多少は知っていないと困る作りになっていたり、肌に密着しなきゃいけない接続方法の主人公に対して、「現代のSEは無線接続なのよ!」とか、SEの進歩に笑えました。
 って事で、
 2回クリア!
 ・・・ともにBADだけどな。
 1回目は、幻想界の純耶佳奈ルートを進めていたら・・・トリスメギストスに取り込まれる「幻想界バッドエンド(10)」。
 舞波狙いだったけど、あまりに桐生ラブラブ過ぎてへこむ。そもそも、主人公自体に恋愛感情が無いようなので、今作はメインヒロイン級だった前作キャラにフラグは立たなそうで残念。
 ってか、前作の主人公の片割れである桐生って、あんな性格だったんですな。前作も周りから見れば、あんなキャラだったんだなあ、と、ちと衝撃的でした。忘れていただけ?
 で、クリア後に解放される「ClearList」を確認。
 クリアエンディング数  1/39
 シーンタイトル達成数 54/333
 アルバム完成度   14/148
 ムービー完成度    2/4
 メッセージ既読率    9.39%
 総プレイ時間      4時間23分
 エンディングが「39」もあるってのも衝撃的だったけど、4時間かかってこれだけなのか・・・完全クリアには程遠いですなあ。
 2回目は、現実界
 現実界は、香野由香の記憶に纏わる話主体で始まって、彼女以外のヒロインは考えずづらい程、重要キャラ化しておりました。その為、後で登場する楢山遥の影は薄め。まあ、優秀のSE能力者であり、説明好き、声が植田佳奈さんと、お子チャマっぽい点を除くと、まんま『Fate』の遠坂凛なんですがね。
 で、結局、幻想界の主人公&双葉の来襲で記憶を消される「現実界バッドエンド(5)」。
 まあ、双葉に邪魔される直前で脳接続できる事は確認したので、現在そちらを進めております。(現実界・香野由香ルート「宇宙の果てにある離宮
 一応、2回目クリア後の結果を確認。
 クリアエンディング数  2/39
 シーンタイトル達成数 97/333
 アルバム完成度   43/148
 ムービー完成度    2/4
 メッセージ既読率    20.01%
 総プレイ時間      8時間39分
 2Dマップが、どんどん拡張されて唖然・・・完全クリアはやはり遠そうだ。
 そう言えば、フラグ管理が今作はしっかりと為されていない気が・・・あからさま過ぎて気になるんですよねえ。
 幻想界では、バスケットの中の消えないシュークリーム・・・は置いといて、佳奈・双葉を連れて3人で学園に侵入したはずなのに、佳奈ルートでの最初の会話でそもそも双葉は侵入していないような会話になってるし・・・まあ、本ゲームの設定上記憶操作されている可能性も否定できませんがね。
 現実界では、「024」で初めて天羽碧と会ったのに、既に主人公を見知った関係になっているし・・・その為なのか、Profileを確認しても、「天羽碧」が入ると思われる箇所は、空欄のまま。「プロフィールが更新されました」と出るものの確認できず。
 その後、誕生日を探るイベントがあるので、その為なのかなあ、と思ったものの、そんな事もなく・・・現在も「天羽」は空欄。
 つうか、ADVで話の辻褄が合わなくなるのは、致命的だよなあ、と。
 それにしても、発表当時、又ゲーム開始直前までは、前作キャラに比して今作のキャラは、魅力無いよなあ、とか思っておりましたが、全くの杞憂でありました。
 見た目はともかくとして、現状では双葉以外は良いかなあ、と・・・まだ、そこまでやり込んでいないので双葉ファンの方、ごめんなさい。
 特に佳奈は良いわ・・・早く、現実界終わらせて佳奈ルートに戻りたい所ですな。