《ファイティングファンタジーシリーズ》(通称、FF)を萌えキャラ化するホビージャパンの暴走は、前回では終わらなかったようです。
 と言うことで、今回の被害者は、20巻『サムライの剣』(以降、『』)・・・『サムライ・ソード』(以降、『ソード』)の名前で刊行です。描かれているのは、榛名まおさん。
 ちなみに刊行自体は4月頭で、最近刊行されていた事を知りました・・・遅っ!

 って事で、『』と『ソード』を軽く比較したいと思います・・・と言っても、内容自体は、キャラ萌え化、名前の漢字変更等、大きなものから小さなものまでありますが、基本構成などは変わらずなので特筆すべき点は無し・・・主人公の名前が”四根今直(しねいますぐ)”なのは、自虐なのか、と思いつつ・・・。
 「悪死」は、そのままでした。
 ただし、キャラクターは・・・見事なまでに変わって、威厳も何もありませんなあ。前回までと比しても、ファンの方には申し訳ないけど、ちと出来も下がったような・・・。




 でも、下のだけは評価致します。どちらを助けたいか、と問われれば・・・。

 まあ、今回一番の違いは、『』の著者が「J・トムスン」と「M.スミス」だったのに、『ソード』では監修だった「S.ジャクソン」と「I.リビングストン」が、著者になっている事でしょうね。まさか、著者まで変えるとはねえ。
 それにしても、前回は著名どころでしたが、今回は一転マイナーな作品を持ってきて、次回があるとしても、一体どの作品を持ってくるかは予想しづらいですなあ。
 私的には、『恐怖の幻影』を期待したいのだけど、キャラ萌え化させる要素は皆無に近いから難しいか・・・主人公をエルフ娘にする位だもんなあ。