『三国志 第五巻』読了

宮城谷昌光 文藝春秋(文春文庫) 393ページ 600円+税
 宮城谷三国志(文庫版)の第五巻は、孫策をちょびっとと、曹操袁紹の「官渡の戦い」までの話・・・袁紹が病死して、袁家が滅びかける所まで。
 時系列が、ここら辺複雑と言うか、劉備の行動がとても掴みづらいんですよねえ。呂布の所にいたと思えば、曹操の所にも、また徐州とか・・・作中でも、とてもつかみどころのない怪しげな人物として、劉備は描かれておりますがね。何気、献帝に関しては冷めた目で、仕方なく参画したことになって、巻き添えを食らわないよう、早々に逃げているのが、らしくて良かった。
 この書籍は平成18年9月に刊行されたものの文庫化です。
 2010年10月10日第1刷 ISBN:9784167259259