最高にハイってやつだ。ヒャッハー!
 ユナイテッド・シネマ豊洲にて、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の4DX版(字幕)を鑑賞してきました。

 最初は近所の映画館で鑑賞しようと思っていたのですが、4DXを一度は体験してみたい、と思い立ったので、2回鑑賞しに行く事はないだろうからと赴きました。
 ぶっちゃけ先に記すと、杞憂でしたけどね!
 朝9時10分からの回という事で・・・普段、仕事に行くよりも早い時間であるという事で次の回でも良かったのですが、ミリオンのCD再配達を16時〜18時に設定してしまったが故の早起きでした。実は睡眠不足と疲労が重なっていて朝の体調は完調には程遠い状態ではあったので――車酔いする人は避けた方が良いレベルと聞いていたので――劇場に近づく度に一抹の不安も・・・。
 で、先に4DXに対しての感想を羅列。ちなみに初体験です。
・4DXに関して簡単に説明しますと、3Dメガネで飛び出す、はもちろん、映像に合わせて座席がアトラクションの様に揺れる、風が吹く、水が噴き出す、フラッシュが焚かれる、スモークが出る、ニオイも出る、と各席毎に臨場感を出すための様々な仕掛けが仕掛けられているシステムであったりします。
・映画初っ端に4DXの紹介CMが流れます。車の動きに合わせて座席が大きく動く、普通に風が吹く、銃の撃ち合いでは耳のすぐ横をシュッと言った感じの風が吹く、水はかかる(個々の座席に付いているWATERのスイッチをON/OFF可能)、でテンションが上がります。座席自体も大きく揺れるのですが、座席の背もたれやお尻の部分にも振動する装置が付いていて、壁に押し付けられるなどの時にはそちらが振動するようです。
・飲食物は劇場のものしか持ち込み不可ですが、まずポップコーンなどは無理。あれだけ激しく揺れるとこぼします。飲み物は・・・一応カップホルダに入れていましたが問題なし。蓋さえしておけばこぼれる事はありませんでした。ただし、静かなシーンでしか飲めません。あ、これはしばらく揺れないだろうという頃合いを見計らって飲むしかありません。通常、この手のアクションバリバリな映画では大人しめなシーンを退屈に感じたりするのですが、むしろこの映画では揺れ続けて疲れるので助かりました。
・一番前の席であったので、ひょっとして水とか風のシステム(写真などでは前の座席に取り付けられていた)は機能しないのか、なんて思ったりもしたのですが、普通に前側に機械があって、ここからかあ、と。座席の下を見るとチューブがあったので、下からも風が出ていたのかな?
・荷物は劇場備え付けのロッカーに・・・100円ですが、戻ってくるので問題なし。小さなバック程度なら大丈夫でしょうけど、足元にも置けないので、ロッカー預けは必須です。まあ、一番前の席だったら、前の空間に置けそうでしたけどね・・・濡れるかもしれませんが。
・揺れ・・・そこそこ激しくて、ランド系の施設にあるのと同程度(画面がみやすい様にさすがにそこまでの動きはしませんが)。まあ、2時間と長時間になるので、体への負担は大きそうですからねえ。3Dメガネを眼鏡の上からかけているので、ちょっと心配でしたが、多少ずれる事はあるものの飛び出すことはありませんでした。まあ、この作品・・・3Dの恩恵はあまりなかった様な気はしますけどね。
・スモーク・・・一番前だったからか吹き出し口が目の前で明らかに出てきたばかりなので、うっすらと広がっている感がなくてちょっと残念。時折、字幕に被るしね。まあ、この作品は字幕なんてなくても良いぐらいに頭悪い作品(褒め言葉)なので、良いのですがね。
・ニオイ・・・マスクをしていたので感じられず。本作に関しては無さそう・・・ってか、あっても火薬か火炎放射器のにおいぐらいでしょうしね。世界観的に普通にヤバそうなにおいが蔓延してそうですしねえ。あ、でも後部座席は良い匂いしそう。
・水・・・作品中でもとても貴重なものとして扱われるので、あまり水のシーンは・・・と思わせて、盛大に水が撒かれるシーンがあって、結構水はかかります。もちろんほんのちょっとで小雨程度かな。まあ、ONOFFできるから化粧や食べ物を持っている方はOFFにしておくべきですがね。ただ、血の噴き出すシーンで顔に水がかかるのはちょっとギョッとしてしまいますな。
・風・・・風は砂嵐に突っ込むシーンやら疾走するシーンには欠かせないそんな重要なファクターとなっておりました。
 って事で、4DX最高! この作品の為のセットなんじゃないかと思いたくなるほどに相性は良いです。やはり本作の様な頭空っぽにして映像を楽しむおバカな作品だからこそ、なのかもしれませんが、今後も優先してみたいかもしれませんね。値段が+1000円なのはともかく、会員のポイントが使えないのは残念ですけど・・・。

 でもって、作品の内容に関しては、まだ初週というのもあるのでネタバレになるので割愛したい所ですが、まあヒャッハー! です。
 何を置いてもヒャッハーです。考える事も何もありませんし、視聴後は元気溌剌で体調不良だったはずなのに、すべて吹き飛びました。知能は下がった気がしますけど・・・。
 敵ボスが脱走した自らの子供を産むべく娘達を取り戻そうとする話でしかないのだけれど、いろいろと狂気の世界(と言うよりギャグですが)で繰り広げられる様が楽しいです。まあ、4DXで気分が高揚して評価高くなっている可能性もなくはないと思いますがね。
 物販商品は・・・パンフレットしかなく、ほぼすべてが『ラブライブ』商品ばかりでした。まあ、何を商品化するの? という作品ではありますがね。火炎放射器付ギター?
 ただ、そのパンフレットは、900円という値段とは信じられない程良い物でした。映画の画面写真だけを並べたようなものではなく、しっかりと解説やインタビューなどにページを使っておりまして、今作を見ての武論尊さんの感想なんてのもあります。

 あと世紀末カーの紹介もされているんですが、あまり出番はなかったもののヤマアラシ特攻車と、火炎放射機能付きギターのインパクトが凄いドラム・ワゴンが良い感じでありました。

 上の方にもある長槍隊もアホで好き。
 更に前シリーズの特集も組まれていて、永井豪さんや生頼範義のイラストなども収録されておりました。