先月5月19日より公開されていた『メッセージ』(サイト)を、TOHOシネマズ錦糸町にて鑑賞してまいりました。
仕事が忙しくて5月は映画自体行く事が出来なかったので、久々です。『ローガン』やらいろいろと気になるタイトルはあったのですが、公開が終わってしまいそうな本作にしました。いえ、前日に予約しようとしたらガラガラだったもので・・・まあ、実際にはそこそこ入っていて直前で購入する人って多いんだな、と。
パンフレットが――アニメでは珍しくないけれど――一般映画にしては珍しい判型でありまして、ばかうけ・・・じゃなくて、宇宙船(解説を読んでいないので、ひょっとすると違うかも、と思わざるを得なかった)の形に切りぬかれた表紙、でもってちょっと小さめでした。
でもって、感想をば(ネタバレ含みます)。
唐突に世界中に現れた12個の謎の浮遊物体に言語学者の女性が軍の命令で、その物体内の生物とコンタクトを取る話。
彼女の過去と思わせる映像を頻繁に入れつつ、話は進むのですが、終盤になって本作の本質でもある”未来”の概念が関わってきて合点するという構成はなかなか見所がありました。そして変える事の出来ない未来に対しての覚悟をするシーンにはつい涙してしまいました。
鑑賞後の満足度はとても高い素晴らしい作品でありました。
まあ、派手なアクションシーンもないですし、どこかで見たような話とか、男性キャラがあまり学者方面での活躍をしていないとか、大佐あっさりし過ぎとか、いろいろとツッコミどころ満載ではありましたけどね。
謎の物体がという件と交渉から始まるのは、丁度アニメ放映している『正解するカド』と被るため、途中までは話を併せて考えていまして、やはり複数の国を相手に交渉するよりも、日本一国に絞ったヤハクィザシュニナはうまくやったのか、と。最終目的は別個になりそうですけどね。