『Dororonえん魔くん メ〜ラめら』の第十二炎(最終回)「股合う日まで」を視聴する。
 アバンは、『巨人の星』。
 人類の滅亡を賭けた勝負も、昭和パロネタとお色気下ネタ三昧の相変わらずな展開。
 多少シリアスになるのかなあ、なんて思いもしなかったが、ここまで徹頭徹尾やりこんでくれると、ある意味清々しい。
 それにしても、昨日『そらのおとしもの』の劇場版で、悪逆非道な空のマスターを演じる三木眞一郎さんを観たばかりで、こちらの三木エンジェル眞一郎を見てしまうと、なんともイメージが崩壊してしまいます。前者は、1人シリアス状態で絶対にコメディはならんでしょうからねえ。
 って事で、最終回を迎えましたが、総括としても、なんとも昭和であった、としか言えませんな。

『氷と炎の歌2 王狼たちの戦旗 全5巻』読了

ジョージ・R・R・マーティン 【訳】岡部宏之 早川書房(ハヤカワ文庫)
383+363+327+334+324ページ 各巻:720円+税
 《氷と炎の歌シリーズ》第二部開幕。
 ファンタジー小説ながらも中世歴史小説を読んでいる気分にさせてくれる本作。今作でもファンタジー要素は、ほぼ皆無に近い状態で、王を自称する者達による戦争や暗闘、貴族達の日和見など骨肉の争いが描かれておりました。また、不安に陥った民衆の生活や、占領された城での蛮行なども生々しく描かれておりました。
 なかなか物語が進行しない状態なのは変わらず。故に各々の人物への視点切り替えは、嵌らないと読むのがキツイ。特に本筋(?)に絡みづらいスノウとアリアは結構飛ばし読み。逆に、シオンは可哀相になる程滑稽で読み込んでしまった・・・退場は残念でしたがね。
 ほんでもって、寄り道三昧ドラゴン女王・デーナリスは・・・来る来る詐欺?
 残念ながら、文庫化されたのは、ここまで。3部以降は翻訳されている単行本があるものの、未訳もある、らしい。2部までの文庫化は早かったのに、3部の文庫化が5年近く無いのは、文庫化は期待できないのか・・・人気なかったのかなあ。
 あとがきにもあったけど、1回目は人物の運命が気になってざっと読んでしまうが、再読すると色々と発見できる、らしい・・・再読するか、単行本に手を出すべきなのか悩む。
 この書籍は、2004年11月に刊行された『王狼たちの戦旗』(上下巻)を、五分冊して文庫化したものです。
I:2007年3月20日印刷 2007年3月31日発行 ISBN:9784150116040
II:2007年4月20日印刷 2007年4月25日発行 ISBN:9784150116088
III:2007年5月20日印刷 2007年5月25日発行 ISBN:9784150116132
IV:2007年6月20日印刷 2007年6月25日発行 ISBN:9784150116170
V:2007年7月20日印刷 2007年7月25日発行 ISBN:9784150116248